Dark blueの絵日記

ハロプロ関連の記事が主。後は将棋と猫を少々

愛しのマリアン


変な音


22歳のマリアンは、つい一週間前に結婚したばかりの花も恥らう
新妻(にいづま)。


夫レオナルドは、ムーヴィースター顔負けの超イケメン。
おまけに、子供のように小柄のマリアンに力仕事は一切させず家事炊事も
手伝ってくれる優しくて誠実な男だった。


マリアンは幸せな毎日を過ごしていた。
今日も夕食を終えて、のんびりとテレビを観ながら過ごしていた。
もちろん、この後お楽しみの夜の夫婦生活が待っている。


この生活に浸りきって油断してたマリアン、下半身もたるんでいたのか、
ソファーから立ち上がった拍子に
つい、プ〜とばかりオナラを漏らしてしまった。


そこは花も恥らう新妻だけに、顔を真っ赤にして夫のレオナルドの方を
うかがうと、レオナルドは知ってか知らずか知らん顔でテレビを観ている。


マリアンは紅茶を持ってきた後、もじもじと夫の様子をうかがう、
夫にオナラの音を聴かれたのか気になってしょうがない。
それで夫に、


「ねえ、ダーリン〜さっき変な音がしなかった?」
レオナルドは気にもとめず、
「変な音?何にも聴こえなかったよ」


マリアンはひと安心したが、でもやはり気になって、
「本当に?本当に変な音がしなかったの・・・」
「オ〜ハニー、本当に聴こえなかったよ」


しかし、マリアンはますます気になって、
「さっき、おいら・・・私が立った時よ、本当に変な音がしなかったの?」


さすがに、レオナルドもマリアンにしつこく聴かれて少しうんざりした顔で、


「その変な音は、お前の屁の前か後か!」





マリアンのヘアー

22歳のマリアンは新婚一ヶ月目の新妻。
今夜も夫レオナルドの帰りを待ちわびていた。すると、
ケータイの着信音が鳴り出した。


「ハニ〜僕だよ〜愛してるよ〜〜!」
夫のレオナルドである。
「まあ〜!ダーリン〜〜!!」


マリアンは大喜びで、ケータイにチュッチュッ〜キスしまくる。
「仕事が終わったので、今すぐ帰るからね〜!」
「そうなの〜、ねえ正確に後どれぐらいで帰れるの?」
「そうだね、車を飛ばして30分というところかな、でもなぜそんなことを
聴くのかい?」
「それは、帰ってからのお楽しみよ〜」


マリアンは、すぐに料理の仕上げにかかる、後5分ほどで夫が帰る
時間になってテーブルに料理を並べてしまうと、服を着替え出した、
正確に言うと服を脱ぎ出した、そして最後にある物を身につける。


やがて、ピンポ〜ンとチャイムが鳴ると、夫が帰って来た。
さっそくマリアンは玄関に出迎える、白いエプロンを着けている。


出てきたマリアンにレオナルドは、
「オオ〜〜ハニ〜〜!、ん・・・?」
レオナルドは、マリアンの様子に首をかしげる
「ハニ〜、ちょっと横を向いてくれないかい」


するとマリアン、
イヤ〜ンとばかり、恥ずかしそうに横をむく。もちろんエプロンの下は、
スッポンポンである。それを見たレオナルド、大喜びで、


「オオ〜〜!キューティハニー!!」


今日は土曜日である、お楽しみの夜なのだ。



翌朝。レオナルドは目をさました。
すぐ横で寝ているマリアンはまだ眠っているようだった。
普段は必ずマリアンが先に起きているのにまだ起きてこないのは、
ことによると昨夜の夜の夫婦生活が激しすぎたのかもしれない。




朝の秘密



レオナルドは、マリアンに関して気になることがあった。
マリアンが、結婚して同居するようになって一ヶ月になるが、
朝の寝起きの素顔を絶対に夫に見せないことだった。


レオナルドは、そっとマリアンの顔をのぞきこんだ。
マリアンの寝顔はとっても可愛い。
頭にはナイトキャップをかぶっていて髪は見えない。いつもマリアンは、
寝る時は必ずナイトキャップをかぶっている。そこでレオナルドは
そのキャップを取ろうとした、すると、その気配に目をさましたマリアン、


「イヤ〜ン!オーマイゴッド!」


とばかり夫の顔に痛烈なパンチを見舞う!レオナルドは頬を押さえて
ベッドから転がり落ちる。マリアンは驚いて、謝りながら夫の顔を撫でた。


「イタタ〜!マリアンいったいどうしたんだ、何をそんなに
隠そうとするんだい、夫婦は隠し事はいけないよ」


「でも・・・」
マリアンはしょんぼりしてうなだれる。


「どうやら、朝の髪の毛を見せたくないようだけど、どれ見せてごらん」
「ダメ〜!恥ずかしくてとても見せられないわ」
「何がそんなに恥ずかしいのかい」


「実は、私は小さい頃からものすごい天パーなのよ。
朝は特にひどいのよ、だから髪をドライヤーで直してからじゃないと、
恥ずかしくてとても人には見せられないの」
「そんなことないよ。天パーなんて僕に言わせれば可愛いものだよ。
見せてごらんよ」


マリアンは思い切って、夫の前でナイトキャップを取った。
レオナルドは優しくマリアンの髪を撫でて、


「どこが天パーなのかい、全然普通だよ」
「そんなはず無いわ、朝はチリチリのしつこい天パーなのよ」


「それは子供の頃の事なんじゃないかな、実は僕も子供の頃はものすごい
チリチリの天パーだったんだよ」
「ウソ〜!全然天パーには見えないわ」


「どうしてかと言うと大人になると天パーは直るんだよ、
大人になった証拠だよ、マリアンもこれから徐々に直っていくよ、
だから恥ずかしがることはないんだよ」


マリアンはうなづきながら、夫の優しさにふれた思いがした。


「そりゃあ、朝の素顔のマリアンは子供っぽいところがあるけど、
しかし、夜のマリアンは、セクシーな魔力を持っていて僕はイチコロさ」


と、レオナルドはマリアンの耳元で囁いた。


マリアンは、イヤ〜ンと頬を真っ赤に染めた。



       終わり。