「我らジャンヌ〜少女聖戦歌劇〜」

我らジャンヌ感想

最初に、私の観方は人より少し変わってて、ひねくれてるという事を言っておきます。
だから物語の視点がおかしかったりするのは、ひねくれてるせいです。
どういう風にひねくれてるかと言うと、物語のヒロインよりも脇役の、それも
悪女が好きなのです。
たとえて言うと、バレエ「白鳥の湖」ではヒロインの白鳥のオデット姫よりも、
悪女の、黒鳥のオディール(プリマが二役)の方が好きなのです。

だからこの「我らジャンヌ」でも、悪女に注目してしまうのですが、
悪女と言えば、ジャンヌの敵のフリートウッドの娘のマリオンに注目しました。
マリオン役は夏焼雅と田村芽実の二役ですが、観た動画では雅ちゃんがマリオン役
だったけど、幸い YouTubeにめいめいがマリオン役で歌ってる部分がありました。

マリオンは、物語の後半に突然現れて、悪女ぶりをいかんなく発揮するのだけど、
雅ちゃんのマリオンは、いかにも憎たらしい感じが出てて、すごく良かった。
めいめいのマリオンは演技部分は見れなかったけど、歌の部分だけ見たのだけど、
その迫力の悪女ぶりがすごかった、その表情、仕草、眼の配り、そして歌、
「ジャンヌ・ダルクは偽物だ！」を観てると、
めいめいのマリオンは、こいつは本当に悪い奴だと実感しますね。
めいめいに較べて雅ちゃんの歌は、あまり悪女って感じがしないかな。

最後にヒロインのジャンヌとジジについて、あやちょと梨沙子は良く演じてたと
思います。梨沙子のジジは少しおとなしめなのかな。あやちょのジジは、見てないので
わからないのだけど。
ラストのオチは、おいおいそれはないんじゃないのと思ったけど、フリートウッドが
あっさり、ごめんなさい。と言い出したのがね。まあ、ハッピーエンドにするには、
仕方ない演出なのかな。
父が許してくれと謝ったのでは、それまで頑張ってスパイをしてたマリオンの
立場がなくなっちゃうような気がします。

菅谷梨沙子　和田彩花　ラ・ピュセル〜ジジ・ジャンヌ