今日７月１９日は、土用の丑の日だそうで、
普段鰻はほとんど食べない私も、この日は鰻を食べる事に。
中国産は安いのですが、やっぱり鰻は国産に限ります。
多少高くても奮発して買う事にしました。
私が子供の頃、今頃の時期に兄と一緒に川に鰻の仕掛けを置きに
行ったものでした。
仕掛けは、『てぼ』という竹を筒状に編んだ物です。
そのてぼの中に餌としてミミズ(２０cmはあるでかいミミズ)を
入れ、蓋によもぎの葉をはさんで鰻をおびき寄せるのです。
この蓋は、てぼの中に向かって三角錐状にすぼまっているので、
中に入った鰻は逃げられないのです。
このてぼを夕方に川の中に仕掛けておきます。
そして翌日の早朝に兄と二人で出掛けて、てぼを引き上げます。
川原の砂の上にてぼの中身をぶちまけるのですが、この瞬間が
ドキドキしたものです。
調子が良い日は、青々とした天然鰻が３、４匹は入っていて
砂の上でおどりまわっているのを見て快哉を叫んだのです。
捕った鰻は母に蒲焼にしてもらったのですが、最高の味でした。
