私は、マリーン・オッティという短距離の選手が好きでした。
その彼女が7度目のオリンピックの代表としてアテネに出場して
来たと知って驚きました。さらに、44歳と知ってまた驚きました。
オッティは、ブロンズコレクターと揶揄されてきました。
オリンピックの短距離では勝てず、銅メダルが多いせいです。
そのオッティが、五輪に出るため国籍をジャマイカから
スロベニアに変えてまでアテネに出場して来たのです。
オッティは五輪では過去7個のメダルを
取りましたが、金メダルは無い。まさに金メダルへの執念です。
ゲイル・ディバース(37歳)という選手もアテネに
挑戦しています。
彼女は五輪の100メートルの92年・96年の
金メダリストなのです。
ディバースとオッティとは明らかに立場が違います。
2度も金を取ったディバースが追い求めるのは、
過去の栄光なのでしょうか。
二人とも、100メートルでは予選で敗退しました。
しかし、オッティは200メートル、ディバースは
100障害が残っています。