Dark blueの絵日記

ハロプロ関連の記事が主。後は将棋と猫を少々


さゆの青く輝く長い髪、透き通るような白さの
全身。そして異様に光る瞳を見て体が震えた。

「・・・ここへ来ちゃダメだ、戻りなさい」
かろうじてそう言うと、

「私はお風呂に入るの。あなたの指図は受けないわ」
さゆはおごそかに言い放つ。

私は上のマイクとカメラに向かって叫んだ、
「山口さん!見てるんでしょ!さゆに止めるように
言ってください、戻るように言ってください!」

「友男さんに体を洗ってもらうの。それが友男さんのお仕事よ」
さゆが言った。もう瞳は光ってはいない。

ややあって山口が言った、
「さゆみ様の体を洗ってやれ」


「はああぁ〜?!」
あの男は何を考えてるのだと思った。
「見ての通り、二人とも裸なんですよ!
僕がキス以上の行為をしてもいいんですかぁ!」

「お前にそんな勇気はない」

山口はあっさりと言った。
図星だったので何も言い返せない。

さゆはシャワーのお湯を出して浴び始める。
私が首を振りながら出て行こうとした時、
さゆが何か言っているようだった、シャワーの
流れる音が浴室に反響してよく聞こえない、
さゆが私に近づいて大きな声を出した。


「私の髪を洗って欲しいの!」

その瞬間、あることに気がついた。
静かな所でいくら声を低くしてもマイクに拾われて
聞かれてしまうが、ここではシャワーの音がうるさくて
会話を聞かれる心配がないのだ。
特にここのお風呂はカメラとマイクが取り付けてあるせいか、
天井が高くて反響音が高いようだ。


さゆにぴったり体を寄せると、その耳に口をつけて囁いた。

「さゆの耳は可愛い。食べちゃいたいくらい」
さゆは瞳を動かして私を見たが、


さゆは頭のいい子だった、すぐ私の意図を理解した。
ちらっと上を見た後、私の耳に口をつけて、

「食べて」
と囁き返す。

調子に乗ってさゆの耳たぶを咥える。

二人はシャワーのお湯を頭から浴びてずぶ濡れに
なりながら、お互いの顔を見合わせて笑った。

背の高い私がさゆにかぶさる感じになると、
上のカメラからも死角になってよく見えないはずだ。


その後さゆの髪を洗ってやる。
さゆを腰掛けさせ、後ろからシャンプーをかけ、手で
ごしごしとさゆの長い髪と頭皮を洗ってやる。
さゆはいかにも気持ち良さそうな声を上げる。


「すごく良いわ、もっともっと強く洗って。自分では強く
洗えなかったの。すごく気持ちいいわ」

後ろから髪を洗ってやりながら時折さゆの背中に触れるのが
刺激的で気持ちよかった。


聖少女 11