Dark blueの絵日記

ハロプロ関連の記事が主。後は将棋と猫を少々

再会 4


水槽には五匹のラッコが泳いでいたがそのうち、
サンちゃんとマルオくんの2匹がバスケットをして
どちらが勝つか競うようだ。


「こちらの、のんちゃんには点数を
つける役をやって貰います」

トレーナーは、そう言ってラッコを紹介する。


なつみは横の希美を突っついた


「ほら、のんちゃんだって」


トレーナーからボールを貰った2匹のラッコは、
それぞれのゴールへ器用にシュートを決める。


「サンちゃんの見事なゴールでしたね。
では、のんちゃんに点数をつけてもらいます」


するとラッコの、のんちゃんは点数のボードに行かず
トレーナーのお姉さんに甘えるように前足をかける。


「のんちゃん、甘えてないで点数を
つけなきゃダメじゃない」
トレーナーは言った。


なつみはまたも希美に言う、

「のんちゃんは、誰かさんと同じ甘えん坊で、
ドジな子なんだね〜」


希美は頬をふくらまして、


「そんなことない〜!」


バスケットの勝負もついて、ほかのラッコが輪を
くぐったり色々な芸を披露していた。
すると、トレーナーが水槽の中に浮いているボール見て
ラッコののんちゃんに声をかけた。


「のんちゃん、そのボールをこちらに持ってきて」


すると、のんちゃんはボールを取るとバスケットの
ゴールへ泳いでいく。
そして、やおらジャンプすると見事シュートを決める。


「ほら!のんちゃんすごい!やったね〜!」


希美は大喜びで言った。
のんちゃんはその後、サーフボードに乗って、
見事にサーフィンを披露する。


「のんちゃん、すごいね、かしこいね!」


希美は嬉しそうに拍手をする。
なつみも笑顔で希美の肩を抱いた。