ヤンキー伝説れいな
れいなのモーニング娘。での原点は、6期オーデションの合宿でのレッスンです。
この合宿でのレッスンでれいなは、ヤンキー伝説を作ったと言えます。
6期新メンバー発表記者会見の締めくくりで、リーダーの飯田圭織をして、
「あんまり、先生を泣かせないでください」と言わしめたほどの伝説です。
LOVEオーデション2002SP ・2003年1月19日
6期オーデションの予選でのれいなを見ると、さすがヤンキーだというか、
そんな貫禄さえ感じます。
そして、いよいよ合宿でのレッスンです。
最初ヴォイスレッスンが始まって、菅井先生はれいなのあまりの歌えなさに驚き、
れいなを激しく叱責します。
「ちゃんと歌を覚えてこなかったの!歌詞もそうだけど、リズム、メロディも!
ここまで歌えないとは思わなかった!」
↓この場面、叱責する先生に一瞬れいながガンを飛ばした?
菅井先生の懸命のレッスンにも、れいなのふてくされ開き直りとも見える態度に先生は、
レッスンを中断してれいなに対峙して、
「俺はモーニング娘。がすごく好きなの。そこに新しく入ってくる人を育てたいの。
でもあなたにその気が無いなら、自分でやりなさい。音楽を甘く見ないでください。
先輩たちがどれだけ毎日大変なレッスンをしてるか、あなたにはわからないでしょ!」
菅井先生はここで声を震わせ涙を流します。
先生はこれをオネエ言葉で言うのですが、それがかえって迫力があります。
動画を見たらその迫力がわかるので、最後に動画を貼っておきます。
「自分がここでレッスン出来る事に感謝しなさい、親にも選んだくれた人にも。
自分がなりたくて来たんでしょ、なりたくないのに誰かになれって言われて来たの?」
首を振るれいな。
「もっと輝きたいからでしょ。それにはキラキラした物の後ろにどれだけ辛い事があるか
わかる?あなたはその辛さを乗り越えなきゃダメだよ。
楽しいことだけで終わっちゃダメ。それだけいい才能持ってるんだから」
問題は、菅井先生の涙を前にしたれいなの態度です。
後に絵里は、この時のれいなの様子を、
「合宿の菅井先生に反抗する時の顔」と言っています。
絵里は、『反抗』という言葉を使っているのです。
2007年12月2日ハロモニ@ 反抗するれいな?
なぜ絵里は反抗と言ったのか。
当時絵里は、このれいなの個人レッスンのその場に居たはずです。自分のレッスンは
済んでも何処か離れた所でれいなのレッスンを見ていたのでしょう。
客観的に見れば、れいなが先生から叱責される場面を見たら当然出る言葉は、
「先生に叱られるれいな」となるはずです。しかし絵里はあえて反抗と言った、
その場の雰囲気、れいなの態度から絵里は、反抗という言葉を使ったのです。
れいなは、絵里に「先生に反抗する時の顔!」と言われて笑っていましたが、
その言葉に否定も反論もしなかったようです、自分でも認めているようでした。
後にれいなは、この合宿の時の自分は嫌いじゃないので、この時のビデオをよく
観たりすると言っています。
ただの『反抗』と言ってしまえば語弊があるかもしれません。
先生はモーニング娘。を愛するがゆえにれいなを涙ながらに叱ったのですが、
れいなも、モーニング娘。を愛する事は先生に負けていないという思いがあるからこその
意地の反抗だったと思います。
先生への反抗もあったし、未熟な自分自身への怒りもあったと思います。
しかし、その当時の意地を張った自分の気持も大切にしたいという思いが、
あの時の自分は嫌いじゃないという言葉になったのでしょう。
れいなも菅井先生の涙に目覚めたのか、その後自分で懸命に歌を覚え努力した結果、
翌日のレッスンでは見違えるような歌唱力を見せたのでした。
6期オーデション合宿・菅井先生VS田中れいな
4/10
5/10