Dark blueの絵日記

ハロプロ関連の記事が主。後は将棋と猫を少々

2004年8月1日・ハロモニ劇場公園通り三丁目



圭織はともかく、愛ちゃんは間抜けな泥棒役が妙にはまっています。



「アニキ、何か楽して金儲けになる事ないですかね」
「考えてるんだけどな、おっ誰か来たぞ隠れろ」
そこに、白百合つぼみ登場。



「私は白百合つぼみ。ものすご〜いお金持ちのお嬢様なの〜」
と誰ともなく自己紹介。



「アニキ、お金持ちのお嬢さんだって。誘拐して身代金をせしめるやよ〜」
「よし!やるか、顔がバレないようにほっかぶりをしよう」



「おい!お嬢さん俺達が誰だかわからないだろうけど、来るんだ〜!!」
「何よ!誰って知らないけれど、顔は丸見えなんだけど〜」
「って、いいから突っ込まずに俺達ときて貰おう〜!」
とつぼみの手をひっぱるアニキ。
「何よ〜!助けて〜〜〜!!誰かきて〜〜〜!!」




と、そこへ通りかかった頑固一徹と妻トメ子、
「こら〜〜〜〜〜ぁ!!!」と駆けつける一徹。
でも、なんだかトメ子は楽しそうなんだけど。




「お前ら〜〜〜何やってんだぁ〜〜〜!!!」と、
まずアニキの悪一郎をぶっ飛ばし、返す刀で子分の悪二郎もぶっ飛ばす。



「おじさん助けてください〜」と近寄ってきたつぼみも、
「甘ったれるんじゃない〜〜〜〜!!」
となぜかぶっ飛ばす〜〜〜w



「なんで?夫にさえ手も触れさせない私がなんで叩かれるの?」




「大丈夫ですか」「うん、ちょっと痛かった・・・」
「ごめんなさいね、うちの人興奮するとみさかいが付かなくなるの」
謝るトメ子。
「いいの。助けてもらったんだから」



「おじさん、ありがとぉ」
「良かったな。世の中には悪い奴がいるから気をつけるんだよ」
「うん。わかった気をつけるね」
と、いい感じの一徹とつぼみ。





するとそこへ「キェエエエエエエエ〜〜〜〜〜〜?!!!!」奇声を上げて
つぼみの母親の白百合伯爵夫人が、すごい勢いで登場〜!




「あなた〜!うちの娘を殴ろうとしてたでしょ〜〜〜〜!?」
さすがの一徹も伯爵夫人のアタックにぶっ飛ばされる〜〜〜




「うちの人は殴ったりしてません〜!!よく聞いて、うちの人は
お嬢様が誘拐されそうになったのを助けてあげたのよ!」
(って、でもぶっ飛ばしたのは確かですw)
「そうよ、このおじさんが助けてくれたのよ」



「まあああ〜そうだったの〜〜ありがとおぉっほっほっほっほぉほぉ〜〜〜〜」
「もういい」と行こうとする一徹に、伯爵夫人は、
「ちょっとお待ちなさい〜このお礼をしなくてはいけないわ〜」
と小切手帳を取り出し、金額の書いていない小切手をピラリと切ってトメ子に渡し、



「はい、これにお好きなだけ金額を書いてよろしくてよ〜〜〜〜
なんせ私たちは大金持ちざあますから、おおぉっほっほっほっほぉほぉ〜〜〜〜」



「ええっえ〜〜〜〜〜?!いいんですかぁ」とトメ子は嬉しそう。
「ええ、どうぞ、どうぞ〜」



「じゃあごめんあそあせ〜〜おおぉっほっほっほっほぉほぉ〜〜〜〜〜〜」
と、母娘は同じように笑いながら行ってしまいました。



「あなたぁ〜いくら書き込みましょうかぁ〜1万円?それとも2万円〜?」
と大きな金額が思いつかないトメ子だった、



すると、「それを貸せ」と小切手を手にする一徹。
一徹はいくら書くのか、1億円、それとも10億円?と思いきや



なんと一徹は小切手を、ビリビリと破って捨ててしまう。



「ちょっとぉ〜!あなたぁ!何するんですか!!」と驚くトメ子。



お金が欲しくて助けたわけじゃない」と、きっぱり言う一徹。



さすがに一徹偉い。甲斐性が無いくせに妙にお堅いのですね。
でも、トメ子にしてみれば納得がいかない。一家の主婦として。



あなた、少しでも幸せな人生を送るには、お金が必要な時もあるんです・・・」
トメ子の切ない、やるせない気持ちは痛いほどわかります。極貧の中で、
食べ盛りの二人の息子ひとすじふたすじと、甲斐性なしの亭主をかかえ、
爪に火をともすようにしてやり繰りしてるトメ子。なんか泣けてきます。




すると、一徹は、
わしは、お前と子供達さえ居てくれれば、十分幸せだ



それを聞いてうつむいてしまうトメ子。お金に執着した自分が恥ずかしい、
しかし、
でも・・・」と落ちている破れた小切手を惜しそうに拾うトメ子、
やはり、お金は欲しい・・・



梨華ちゃんよっすぃ〜。一徹とトメ子になり切った渾身の演技が泣かせますね〜



「お前はなにか?今のままでは幸がうすいって言いたいのか?」
おっと〜〜!このよく聞くセリフは、アレですね〜
「そんなぁ〜幸がうすい。だなんて・・・」

ここで、「ゴォオオオオ〜〜〜〜ン」鐘の音が響き渡り、



出ました〜〜〜〜〜あの姉妹って、今日はひとりだけなのね、

いつもはお姉さんの幸うす子と一緒なのにね、何処行ったんだろう



「こんにちわ。幸うす江です・・・」



「今、私の名前、呼びましたよね」



「いえ、呼んでないけど」



「そうですか・・・」
と、うす江は例のごとく、斜め上の虚空をじっと見つめるのでした。



一徹はこの幸うすい少女が気になったのか、近寄って声を掛ける、
「おい、そんな格好して何してんだ?ちゃんと学校へ行ってるのか?
ちゃんと部屋の掃除をやってるのか?」 やってません。




「おい!!人の話聞いてんのか〜!なぜ黙ってるんだ?!
人の話を聞く時はちゃんと目を見て聞くんだよ!!ぼ〜ぉっと空ばっかり
見てるけど、何か見えるのか?!UFOでも見えるのか?」 そうです。




「あなたぁ〜人にはそれぞれ事情というものがあるんですよ」
「それにしても、こいつのポケポケした態度は失礼じゃないのか!?」
「たしかに、そうだけど・・・この子もひとりで大変なんですよ、
いつも一緒だったお姉さんは何処に行ったのかしら・・・」 あんたです。





「おいっ!話を聞いてるのかぁ〜!!?」




「おいっ〜!!大丈夫かぁ!?こっちを見るんだよ〜!」
「あなた、この子はお姉さんがいなくなって大変なんですよ」



「おいっ!お姉さんはお前を置いて何処に行ったんだぁ〜!」
何処に行ったんでしょうね。