Dark blueの絵日記

ハロプロ関連の記事が主。後は将棋と猫を少々

聖少女


さゆの呼ぶ声がした、
「友男さん、バスタオルを持ってきて」
バスタオルを持って、浴室のドアを開けた。
いつものように大きめのタオルでさゆの全身を
タオルで包むようにして拭いてやる。
体をくまなく拭き終わると、さゆは振り返って、
自分と私の間にあるバスタルを取ると下に落とした。



両腕をまわしてぴったりと抱きついてくる。
Tシャツを通じて素裸のさゆの湿り気をおびた柔らかい
肌が感じられる。
さゆはキスをせがむように目を閉じた。
お望み通りさゆの唇に自分の唇を合わせた。
情熱的なものになってしまい、
お互いの舌が触れ合うほどの情熱的なキスになる。






私の手がさゆの素肌に触れた。
自分自身に危険なものを感じて、思わずさゆの唇から逃れた。
この状況は、強く自制しなければいけなかった。
さゆを抱いていて性的なものを感じないと言えば、嘘になる。
さゆは光る瞳で見詰めながら、
「今、この瞬間にあなたは何を考えているの?」


「何も」
「嘘よ。桃子さんのように、私を抱きたいと思っているのよ」

さゆから体を離しながら、
「僕は子供を抱く気は無い」

おそらく男性と一切接していないはずの、
まもなく15歳になる少女を抱けるはずがない。

「もう私は子供じゃないわ!」




ドアを開けると、
さゆはいつものように私を出迎えてくれる。
さゆはピンクのドレスに着替えている。
そのピンクのドレスは、ネックラインと肩紐にレースとフリルを
あしらい、アンダーバストにはサテンリボンを結び、膝上までの
ワンピースドレスにフレアを持たせている。


ドレスのピンク、開いたVネックから見える白い肌、
長い黒髪。それぞれがマッチしてとてもよく似合う。
「今日は素晴らしく綺麗ですね。素敵なドレスがよく
似合ってる」
さゆはこぼれるような笑顔を見せて、
「ありがとう。褒めてもらえてとても嬉しいわ。
これはフェミニンドレスと言うの」



ドレスは、ピンクのワンピースのショートドレスで、
キャミソールの胸元に少しだけドレープ(ひだ)ができるのが
上品で、膝くらいのスカートの4段ものフリフリがキュートな
感じだった。
さゆはドレスを着け終えると、可愛くポーズをつけて、

「どうかしら、これはキャミドレスっていうの」