Dark blueの絵日記

ハロプロ関連の記事が主。後は将棋と猫を少々

Slug

リカを腰掛に座らせると、背中をスポンジで洗い出す、
いつも思うのだが、リカの肌は一点のシミもなく、
きめ細かな真っ白い肌をしている。


肌触りもすべすべして、とても気持ちがいい。
まるで赤ん坊のような肌だった。
事実、その通りなのだが。 


リカは俺に背中を擦られながら、舌足らずな声で
色々喋り出す。
もっかのリカの遊び相手は、隣の3歳の女の子だった。


リカは俺が仕事の漫画を書いている時など、
隣へ行って、その女の子とよく遊んでいる。
その女の子の事をこうしてお風呂に入ってる時など
俺に話して聞かせるのだ。


その隣の女の子の母親は、俺の顔を見ると、


「あんたも大変ねえ。妹さん、梨華ちゃんにそっくりで
あんなに可愛いのに、あんな風じゃねえ・・・」


と、よく言う。


リカが、3歳の自分の娘と同レベルの会話を
しているの見て、どうやら、リカが知恵遅れの
障害を持っていると思っているようだった。


俺は、笑って何も言わなかった。


リカを前に向かせると、体の前を洗ってやる、
腕を取って脇の下からお腹を洗っていると、
胸がぶるぶると揺れる・・・。
その胸も義務的に洗ってやる。


洗い終わると、シャワーで体を流してやった後、
髪にシャワーをかけてやりながら、リカにシャンプーを
取るように言うと、


リカは膝をついて子供用のシャンプーを手に取ろうと
した時、
タイルの壁に何か変なものが張り付いているのを見て、
顔を近づけたが、


「?!!」


リカは驚いて、俺に強くしがみ付いて来た!

いきなり裸のリカに抱きつかれて俺も驚いたが、
リカの体が恐怖でぶるぶると震えている、


リカが指差すものをよく見てみると、
それは大きな、なめくじだった。


ここは一階なので、暖かくなると排水口からなめくじが
風呂場に入り込んでくるのだ。


俺は笑って、あれはなめくじだよ、何にもしないから
怖くないよと、言い聞かしたが、


リカは初めて見たなめくじに怯えて、さらに強く
俺に抱きついてくる。


俺はリカの髪を撫でてやりながら慰めた、
誰でもあんな大きな、なめくじを見たら気持ち悪く
なるだろうから、無理もなかった。