Dark blueの絵日記

ハロプロ関連の記事が主。後は将棋と猫を少々

悪魔の愛情

小鳩とかみこは、かみこが15歳ぐらいの体に成長しても一緒に
お風呂に入っていた。

夕食が出来たら食べる前にお風呂に入る。 
かみこはお風呂が大好きで、すぐに裸になると、

「ママー早く入ろうよう!」と催促する。

小鳩は以前神子と一緒に入ってた頃を懐かしく思い出す。
かみこは成人の神子とは違って少女になったばかりで、
スレンダーでぜい肉が一切ついていない体で、
小鳩は自分との違いに羨ましく思う。

湯船に二人で浸かるとかみこは小鳩の膝に乗って来て
小鳩の乳房に触って来る。

「ねぇ、ママお乳を吸ってもいい?」
小鳩は笑って、「いいよ」

短い赤ん坊の頃は小鳩のお乳が出ないせいで、
ほとんどお乳を吸う事が無かったかみこだけに、
だからお風呂に入れば甘えてお乳を吸いたがる。

存分に乳房を吸って満足したかみこと、小鳩は上がって
お互いの体を、キャッキャアと洗いっこする。

体を洗い終わると、小鳩はかみこを腰かけさせると
脚を大きく開かせてかみこのオシッコする部分を
洗いにかかる。

女の子のデリケートな部分だから、優しく舌を使って
洗うためだ。

かみこの太ももの奥に顔を突っ込んで舌をその部分に
伸ばして、舌を使って洗ってやりながら、
上目づかいにかみこの表情を伺うと、

かみこはぎゅっと瞳を閉じながら、
噛みしめた唇の奥から、ァンア~ンと
うめき声を漏らす。

成長著しいから以前と違って感じはじめて来たようだ。

小鳩の思惑は、これからベッドの上で愛し合うために
その部分を舐められるのに慣らすための目論見もあった。

洗い終わってため息をついてるかみこと入れ替わりに
小鳩が腰かけて大きく脚を開きながら、

「さあ次はママのアソコを洗ってちょうだい」

かみこは素直にうなづくと、小鳩の股間に顔を近づけて
舌を伸ばしてくる。


かみこにまず文字の読み書きを教えると、その記憶力は
驚異的で、たちまちどんな本でも読めるようになった。

部屋の中の書籍の全部の内容を記憶したぐらいでは満足
出来なくて、
「もっともっと本が読みたい」
と言うので区立図書館に連れて行ったのだが、

一日であらかたの本を読んで記憶したかみこは、
「ここの本は少な過ぎるわ。もっともっとたくさんの
本を置いてる図書館に行きたいの!」

それではと、日本中のすべての発行される書籍、雑誌が
過去の物から全て収まられている、東京都千代田区永田町にある
国立国会図書館」に連れて行く事にした。

たいてい成長途中の子供はあらゆる事に興味を示すのだが、
かみこは異常なほどの世界中の学問と出来事に興味を示し、
その吸収能力は恐ろしいほどだった。

国会図書館で本を抜き出して読み始めたのだが、
その読む集中速度は驚異的だった。

 

最初は一冊づつページを開いて読んでいたのだが、
その速度も速かったのだが、段々と速度が増していき、
しまいには、本のページを素早くパラパラっと、わずか
十数秒でめくって行き、読むと言うより見ただけで
終わらせてしまう。

見ていた小鳩が呆れて問いただすと、
かみこはその本を小鳩に渡してあるページ数を
言わせると、そのページの内容をすぐにペラペラと
喋り出す。そのページの一字一句正確に合っていた。

確かにそうしないと、この国会図書館には、何百万、
何千万の蔵書、資料が収まっているので追いつかない。
しかしそれでも全部の本を見ていたら、
さすがのかみこでも何ヶ月かかるかわからない。

だから記憶するに値する内容の本なのかその選択
能力もずば抜けていて、背表紙のタイトルを見た
だけでわかるようだった。

そうやってかみこは、まる一週間国会図書館に通い詰めて
その選択した何百万の蔵書、資料の内容をすべて頭の
中に記憶した。

それに付き合った小鳩の我慢強さも相当なものだと
言える。それでも図書館の近くの喫茶店で時間を
つぶしていた小鳩に、かみこからスマホで連絡が来た。
今、最後の本を読んでいると言う。

行って見ると、かみこは最後の本を読んでいた。
その本は今までと違って、速くはあったが、
ページを一枚一枚開いて読んでいた。

その本のタイトルは、わけのわからない文字だった。
かみこに聞くと、

旧約聖書よ。ヘブライ語で書かれているの」

もちろんかみこはそれまでの本で記憶しているので
たとえヘブライ語でも読めるのだった。

そんなかみこは、人間業とは思えなかった。

もちろんかみこは、ただの人間の女の子では無い。

かみこを産み落としたのは普通の人間の小鳩だったが、
その小鳩の卵子に種をうえつけて受胎させたのは、
悪魔である神子なのである。

家に帰った小鳩は、かみこをソファに座らせると
その隣に座ると話し始めた。

「あのね、もうあなたはこの世界中の知識をその頭の
中に記憶したのは間違いないわ。

でもね、私は平凡な人間の女に過ぎないから難しい事は
言えないのだけど、これだけは言えるわ。
あなたの知識は本を読んだ事で得られた知識だと思うの。

私は普通の人間の女よ。あなたも私が産んだのだから、
一応は人間なのよ。
上手く言えないのだけど、本を読んで得られた知識と記憶と、
生来の人間の持っている・・・何と言うか、
情感と言うのかな、本ではわからない事があると思うの。
本では得られた物とは違う、

暖かい血の通った人間でないとわからないと思うの。

 本には無い物それは愛情だと思うわ。
愛し合うと言う事は本ではわからないと思う。

愛とは何か、本では教えてくれないわ。
それを教えられるのは、人間だけだと思うの。

あなた、かみこに愛情を教えてやれるのは、
私だけだと思う。
自信は、まったく無いのだけどね・・・・」

かみこは、そんな小鳩をじっと見詰めていたが、

「ママ、確かに愛情とは何かとは、読んだ本には
無かったわ。
これからどうやったらママを愛する事が出来るか、
ママにじっくりと教えて貰うわ」

小鳩はそんなかみこを強く抱きしめながら、

「本当にありがとう。私の言う事をわかってくれて。

これから愛し合うとはどういう事か、じっくりと、
ベッドの上で教えて上げるわ」

かみこは首をかしげて、
「ベッドの上でなのね?」


続く

 

 国会図書館の蔵書数

2020年6月現在

 

図書    1135万4294点 

雑誌    1235万578点

 新聞    619万4453点 

マイクロ資料 913万7645点 

映像資料  36万5598点 

録音資料  76万2661点 

機械可読資料(CD、DVDなど)15万7533点 

地図資料  58万608点

 楽譜資料  2万285点 

博士論文  59万6153点 

文書類   40万9666点 

点字・大活字資料 4万3525

 

総計  4418万7016点

 

もちろんこの数字は月日が経てば、また

膨大な量に増えてくるのですが。