Dark blueの絵日記

ハロプロ関連の記事が主。後は将棋と猫を少々

永久の愛 4


しばらくして、梨華が言った、
「美味しいもの食べに行けなかったね、
私、お腹が空いちゃった」
あゆみは笑顔を見せて、
「あんなに泣いたんだもの、お腹が空くはずよ。
近くのスーパーに行って美味しいものを買えばいいわ」


二人は仲良く連れ立って買物に行った。
あれこれ言い合いながら買物を楽しむ。


「ねえ柴ちゃん、今夜は私が夕食を作るね」
「そう。でも少し心配だな」
「どういう意味よ〜大丈夫だって、
この前、のんちゃんの家にお泊りに行った時、
のんちゃんのお父さんに豚キムチを作って上げたら
すごく喜んでたって、後でのんちゃんが言ってたんだよ」
「ふ〜ん、のんちゃんのお父さんは大人なんだね、
すごく我慢強いだ〜」
柴ちゃんたら〜どういう意味よ〜!」
あゆみの笑顔を見て、梨華も嬉しそうに笑って、
「今夜は、豚キムチと白玉に決まりよ〜」
「はいはい〜楽しみだこと」


部屋に帰り、二人はエプロンをつけると、
一緒にキッチンに立つ。
柴ちゃん、何だか二人で一緒にお料理する
なんて、すごく楽しいね」
梨華は嬉しそうに言う、
「そうだね」


やがて、梨華のご自慢の料理が出来上がる。
「さあ柴ちゃん召し上がれ〜美味しくて
ほっぺたが落ちても知らないから〜」
と口ではそう言いながら、梨華はあゆみが食べるのを
すこし心配そうに見つめる。
「どう、お味の方は」
「うん。美味しいよ」
梨華は顔を輝かして、
「良かった〜」


梨華ちゃん・・・」
「な〜に、柴ちゃん
梨華ちゃん、こんな美味しい料理は生まれて初めて
食べたわ」
「も〜、柴ちゃんたら〜おおげさなんだから〜」


楽しい夕食がすんだ後梨華が、
柴ちゃん・・・今夜も泊まっていいかな」
「いいけど、昨夜も泊まったのだから」
「それは大丈夫、お姉ちゃんにはメールを打っといたから」
「そう・・・明日は?」
梨華はバックを示した。
「リハには、ここから行く。着替えとか持ってる」


お風呂に入ることになる、
梨華ちゃんお風呂先に入ってて、
私はその後に入るから」
「・・・うん」
あゆみと一緒に入りたかった梨華は少し
つまらなそうに言った。


梨華がお風呂から出た後にあゆみが入ってる間
梨華は寝室にある鏡台の前に座り、髪を梳かしたり
クリームを顔につけていた。
まだパジャマは身につけていなくて、バスタオルを
体に巻いただけだった。
そのままベッドに腰掛けていると、
あゆみがお風呂から出て姿を現した。


あゆみはバスタオルを巻いただけで、梨華に背を向ける
形で鏡台に向かって髪を梳かし顔にクリームをつける。
そんなあゆみの背中を梨華は眺めていた。
なんとなくいつものあゆみとは違うような気がした。


やがてあゆみは立ち上がり振り返ると、ベッドの
梨華のほうに近寄って来て、梨華の前に立ち
バスタオルに手をかけてほどくと、
タオルはすとんとあゆみの足元に落ちた。


柴ちゃん・・・」


梨華は裸のあゆみを見て眼を丸くする。


あゆみはかまわず梨華をベッドに押し倒し、
そして梨華の上に重なると、顔を近づけて来て
お互いの息が顔にかかる。
なにか言おうとしてた梨華はあゆみの唇に
自分の唇を強くふさがれてしまう。


すぐに梨華もあゆみの首に腕をまわして
力を込める。
あゆみはキスしながら梨華のタオルに手かけると
取り去ってしまう。
お互いの肌と肌が熱く触れ合う。